ブリティッシュショートヘアの子猫にハチワレはいる？その特徴を解説

ハチワレの定義と特徴

ハチワレは顔の模様の一つで、100種類以上ある猫の模様の中でも特に親しまれています。漢字で書くと「八割れ」、その名のとおり顔の毛の色が額から鼻筋を境に左右で分けられ、それが八の字に見える特徴があります。ハチワレは種類の名前ではなく、模様の呼び名であることを理解しておくことが重要です。

ハチワレ模様の猫は様々な猫種で存在しますが、特に白黒猫で多く見られます。日本においては白黒のハチワレ猫が2番目に多いとされる柄であり、馴染み深い猫となっています。猫の模様や毛色には、性別によって偏りが見られるものもありますが、ハチワレの場合、オスとメスの比率に偏りはありません。

ブリティッシュショートヘアにもハチワレがいる

ブリティッシュショートヘアは、ブルーの被毛と穏やかな性格で知られていますが、その中にもハチワレ模様を持つ猫がいます。ハチワレのブリティッシュショートヘアは、八の字のように割れた模様が特徴で、単色の猫と比べると個性的な見た目をしています。ハチワレ猫は一般的に黒と白の配色が多いですが、ブリティッシュショートヘアのハチワレはその範囲が広く、白とブルーのブルーホワイトや黒と白のブラックホワイト、クリームホワイト、ダイリュートキャリコ（淡い三毛）といったバリエーションが存在します。これらの色合いは猫の全体的な印象を左右し、珍しさを感じさせることもあります。

ハチワレのブリティッシュショートヘアの特徴

繊細な性格

ハチワレのブリティッシュショートヘアは、一般的に穏やかな性格の子が多いとされています。これは、ブリティッシュショートヘアが持つ落ち着いた性格に加え、自立心が高く無駄鳴きをほとんどしないという特性があるからです。

さらに、ハチワレ模様を持つブリティッシュショートヘアの多くは、体の白い部分がベースとなっています。これは、白猫が持つ一般的な特性も同時に持っていることを意味します。白猫は繊細な性格で、警戒心が強いとされています。このためハチワレのブリティッシュショートヘアは、白い被毛の占める割合が大きいほど神経質な性格が現れやすい傾向にあるといわれています。

靴下模様が入ることがある

ハチワレのブリティッシュショートヘアの特徴として、靴下模様が見られることがあります。この白い部分は、まるで白い靴下を履いているように見えることから「靴下猫」として親しまれています。ブリティッシュショートヘアの靴下模様は、ハチワレと同じく個々で模様の出方が異なります。例えば足先だけが白い猫もいれば、左右の足の白い部分の長さが違う猫もいます。これらはそれぞれの猫の魅力であり、個性として楽しむことができます。

成長と共に模様が変化する

ブリティッシュショートヘアのハチワレ模様は、その成長と共に変化することがあります。子猫の時期にはわずかに見えるハチワレ模様が、成猫になるとその色味や形状がはっきりとしてくることが多いです。また、初めは目の周りだけが黒かったハチワレ模様が、時間と共に広がりを見せることもあります。これらの変化は、猫それぞれの個性と成長を表しています。

また、ハチワレの毛色も猫の成長と共に薄くなったり、反対に濃くなったりすることがあります。このような変化は個々の猫によって異なり、一概には言えません。そのため、子猫の時期にハチワレ模様がはっきりと見えなかったとしても、成猫になるとハチワレ模様が現れることもあります。このような模様の変化は飼い主自身が楽しむ部分でもあります。猫との生活は一期一会、その成長と共に模様が変化する楽しみを、ぜひ味わってみてください。